副業がバレないようにする為の確定申告の手続きについて

◆はじめに
確定申告が始まり、事業者の方たちは確定申告の準備をしているかと思います。
今回はサラリーマンが副業をしている場合において、確定申告のやり方と勤務先にバレないようにするための手続きについてご紹介したいと思います。

◆確定申告の方法
確定申告を行う為には、1年間の収入や必要経費を証明できる書類を準備する必要があります。
副業を行っている場合、以下の書類が必要です。
・本業の源泉徴収票
・副業収入を証明できる支払調書など
・副業で使用した経費の領収書など
上記書類から、年間の収入と必要経費の金額を算出します。
国税庁のe-taxへアクセスし、本業による収入を給与所得、副業収入を雑所得として必要事項を入力します。
必要事項を入力すると、年間の収支結果に基づいた所得税が計算されるので、確定申告書の提出と併せて納めるべき所得税を3月15日までに管轄税務署へ納付します。
源泉徴収されている金額が大きい場合には、源泉所得税が還付されるケースもあるので、その場合には確定申告書のみ提出し、後日、税務署から指定口座に還付額が振り込まれます。
こちらが確定申告の一連の流れになります。

◆確定申告の際に注意すべき内容
サラリーマンが副業をしている場合の支出は、経費として認められます。
ただし、あくまでも事業に使用した場合の経費であり、プライベートで使用したものは経費としては認められておりません。
副業による経費は、基本的にいくらまでといったように金額の上限はありません。
しかし、明らかにプライベートで使用しているものや、実際には支払っていない支出を経費として計上している場合、税務調査でこれらを指摘された際には、加算税や延滞税といったペナルティを支払う事になる為、注意が必要です。

◆副業が勤務先にバレないようにする為の注意点
勤務先に副業をしている事がバレるケースは主に以下内容が考えられます。
①住民税の徴収金額が異なる場合
住民税は前年の所得金額によって税額が決定し、納付書が勤務先である会社に届きます。
この納付書に記載されている住民税の金額が、勤務先が把握する金額と大きく異なる場合に、副業収入がある事がバレてしまう可能性があります。
バレない為には、自分で確定申告を行う際に、住民税の納付を自分で行う「普通徴収」にチェックを入れることにより回避する事が出来ます。

②会社の同僚によるタレコミでバレる場合
副業をしている事がバレてしまう主な理由の二つ目としては、同僚に副業をしている事を話してしまい、バレてしまう場合です。
信頼している同僚であれば問題ないかもしれませんが、お昼の休憩時間や会食などお酒が入っている場合、ついつい話してしまう事も可能性としてゼロではありません。
バレないようにする為には、社内の同僚に副業をしている事を話すのはなるべく避ける事をおすすめ致します。

◆まとめ
副業をしている人の確定申告の方法や、本業にバレない様にするためについてご紹介しました。
近年では、副業をしている人が非常に増加してきており、副業による収入が本業の収入を上回っている人も多く見受けられます。
勤務先へバレない様にする為には、確定申告の際に住民税の納付方法を普通徴収に選択する事や、副業をしている事を周りに話さない等と言った事を意識して、副業による収入を忘れずに確定申告するようにしましょう。

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